数多くあるサングラスの中でも、女性に人気が高いものといえばグラデーションレンズを使ったサングラスでしょう。
グラデーションサングラスは、俗にハーフサングラスとも呼ばれていますが、レンズの上部の色が濃く、レンズ下部にかけて少しづつ色が薄くなっているものを指します。
女性に人気があるだけあって種類も豊富にラインナップされていますが、グラデーションサングラスを選ぶ際に覚えておきたい特徴とはどのようなものなのでしょうか。
グラデーションサングラスの大きな特徴
グラデーションサングラスのレンズには色々なカラーのものがあり、カラーによって周囲が受ける印象も多少異なりますが、グラデーションゆえの特徴そのものはそれほど大きく変わりません。
肌の色との馴染みが良くなる
グラデーションサングラスの最も大きな特徴として挙げられるのが、サングラスと肌の色との馴染みが良くなり、サングラスが身体の一部のようにフィットしている感がでてくるという点です。
これはグラデーションレンズの下部に色がついておらず、肌が透けてみえること。
さらにレンズ上部になるほどレンズカラーが濃くなり、あたかも肌の色とレンズの色が溶け込むようにみえることに由来しています。
つまりフレームの形が顔型に合っているかどうかは別にして、レンズ部分だけをみると、誰にでもフィットしやすいレンズであるといえるわけです。
上品な大人っぽさが演出できる
グラデーションレンズのもうひとつの大きな特徴が、上品な大人っぽさを演出できるという点です。
単色のカラーレンズでももちろん上品な大人っぽさを演出することはできるのですが、それはあくまでもフレーム形状などとの総合バランスによって成しえるものです。
しかしグラデーションレンズの場合は、レンズ自体に備わっている上品さや大人っぽさの比率が大きいため、よりこれらを演出しやすいといえます。
ヤングカジュアルな服装にはミスマッチな場合も
グラデーションサングラスには上品な大人っぽさが備わっていますが、服装によってはミスマッチになるケースもあることを覚えておく必要があります。
特に子供っぽさを感じさせるカジュアルな服装にグラデーションサングラスをあわせてしまうと、服装のイメージとサングラスのイメージがちぐはぐになってしまいます。
もちろん全てのカジュアルウェアでそうなるわけではありませんが、上品さや大人っぽさと真逆のイメージの服装にはミスマッチになってしまいがちです。
グラデーションサングラスをかけるのであれば、カジュアルウェアでも上品さや大人っぽさを感じさせるものを合わせるようにすると、トータルコーディネートも完ぺきになるはずです。
明るさを確保しながら眩しい光を効果的に防ぐ
目に入ってくる光の中で最も眩しい光は太陽光ですが、グラデーションサングラスはこの太陽光を効果的に防ぐことができるのです。
下の画像は、グラデーションサングラスが効果的に太陽光を防いでいる場面をあらわしたイメージ画像です。
赤丸部分には太陽があるのですが、グラデーションの色の濃い部分が太陽光を防ぐ様子がお分かりいただけるでしょう。
さらにグラデーションの下半分はレンズカラーが薄いので、景色の明るさや色合いなどを変えないこともお分かりいただけるはずです。
グラデーションサングラスは、ファッション的に優れた点が多いだけでなく、眩しい太陽光だけをブロックし、風景を極力損なわないこともできるわけです。
おススメのグラデーションサングラス
上品さと大人っぽさが備わったグラデーションサングラスの中でも、特におすすめできるものをご紹介しましょう。
レイバン RB-4068
レイバンのレディスモデルで、8カーブという顔に沿うように湾曲したフレームが印象的なモデルです。
フレーム部分は茶系のハバナカラーを採用していますが、レンズはピンクグラディエントブラウンと名付けられたややピンクがかった茶系のものが装着されており、大人っぽさを感じさせます。
フレームの湾曲の強さが強い陽射しがサングラスの内側に入り込むのを防いでくれるので、屋外でも眩しく感じることは無くなるでしょう。
- モデルコード: RB4068-642/A5
- レンズ最大径:60mm
- ブリッジ間隔:17mm
- フレーム寸法:136mm(横幅)×46mm(縦幅)
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:15.5%
フェラガモ SF804SA-604-56
女性なら誰しもが憧れるブランド「フェラガモ」のオーバル型サングラスです。
特徴的なのは、蝶番と呼ばれるテンプルとフレームの可動部分に、独特の装飾が施された金具を用いており、女性らしい上品さがより強調されていることです。
テンプルにはファラガモのロゴが入り、ブランドイメージを強調しています。
画像のモデルはフレームカラーがボルドーで、レンズカラーはやや紫がかったグラデーションパープルブラウンを採用しています。
色違いモデルとして、フレームにブラック、デミブラウン、ナチュラルベージュクリアを採用した全4タイプがあり、それぞれフレームカラーにマッチしたレンズカラーが用意されています。
- モデルコード:SF804SA-604-56
- レンズ最大径:56mm
- ブリッジ間隔:16mm
- フレーム寸法:135mm(横幅)×48mm(縦幅)
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:30.0%
レイバン ERIKA
色々なバリエーションがあるレイバンの定番ERIKAの中でも、偏光グラデーションレンズを装着した個性的なモデルです。
レンズにレイバンのロゴと偏光レンズ(ポラライズド)であることを表す「P」の文字が入っています。
フロントフレームはデミブラウンですが、テンプルにはガンメタカラーのメタルを採用しており、知的な上品さが感じられます。
フレームはオーソドックスな形なので、サングラス初心者でも気負うことなくかけられるはずです。
またフルフィットモデルのため、日本人にフィットしやすいことも人気の要因でしょう。
- モデルコード:RB4171F-710-T5-54
- レンズ最大径:54mm
- ブリッジ間隔:18mm
- フレーム寸法:145mm(横幅)×50mm(縦幅)
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:15.0%
レイバン RB4287 601/8G
ボストン型のフレームにダブルブリッジを配したことで、スポーティーさと知的なイメージを与えているグラデーションサングラスです。
フレームに使われている素材は、軽さと耐久性に優れ、航空機や医療分野などで用いられているブラックカラーの新素材を使っています。
このフレームカラーとグレーグラデーションレンズのマッチングが、独特の雰囲気を演出しており、女性が掛けても違和感のないモデルに仕上がっています。
- モデルコード:RB4287 601/8G
- レンズ最大径:55mm(横幅)×47mm(高さ)
- ブリッジ間隔:22mm
- フレーム寸法:143mm
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:15.2%
レイバン RB2180F 6166/13
レイバンの中でも、丸みのあるフロントフレームやキーホールブリッジによって、クラシカルな雰囲気のあるのがRB2180シリーズです。
しかしフレームカラーをベージュカラーにして、レンズをフレームと同系色のブラウングラデーションにすることで、クラシカルな雰囲気から現代的で小粋なものへと大きく変化しています。
またこの色遣いは肌へのなじみが良く、顔との一体感がでてくるため、サングラスに抵抗のある人でも違和感なく掛けられるはずです。
ドレッシーな服装には合わせにくいですが、カジュアルな服装なら抜群のマッチングとなるでしょう。
- モデルコード:RB2180F 6166/13
- レンズ最大径:51mm(横幅)×48mm(高さ)
- ブリッジ間隔:20mm
- フレーム寸法:129mm(横幅)
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:16.0%
まとめ
グラデーションサングラスの特徴やマッチしやすい服装に加え、おすすめのグラデーションサングラスについてもご紹介しました。
グラデーションサングラスは、上品さと大人っぽさを兼ね備えたサングラスで、合わせるファッションによってはミスマッチにもなりかねないですが、上手くコーディネートできればご自身の魅力を最大限に引き出してくれるでしょう。
グラデーションサングラス選びの参考になさってください。