最近は新型コロナの影響もあって、キャンプなどのアウトドアを楽しむ人が多く、人気のキャンプ場は予約が取れないなどのケースも多いようです。
特に女性でキャンプを楽しんでいる方はキャンプ道具だけでなく、ファッションにも凝っていて、キャンプやアウトドアにマッチするカジュアルウェアを着こなしていらっしゃいます。
実はサングラスにもキャンプの時のファッションにマッチし、なおかつ自然の風景を楽しめるものがあるのはご存知でしょうか。
キャンプ時のサングラス選びについてご説明しましょう。
サングラスもキャンプファッションに合わせたい
キャンプを楽しむ際のファッションは、汚れてもそれほど気にならず、天候や環境に対応したカジュアルな服装が一般的です。
本来、キャンプは自然を満喫することが目的ですが、キャンプファッションをオシャレに着こなせば、よりその雰囲気を楽しむことができるはずです。
つまりサングラスもキャンプファッションにマッチしたデザインのものを選べば、より楽しむことができるわけです。
では、このようなキャンプファッションにマッチするサングラスとは、どのようなデザインンのものなのでしょうか。
セルフレームのサングラスが合わせやすい
キャンプ時のカジュアルファッションにマッチするのは、やはりカジュアル感のあるサングラスでしょう。
カジュアル感のあるサングラスというと、セルフレームか、もしくはテンプル部分がメタルでも、フロントフレームはセルフレームのサングラスということです。
もちろんクールなイメージのあるオールメタルフレームのサングラスをかけることもできるでしょうが、服装のイメージに合わせやすく、全体のイメージに統一感が出しやすいのはカジュアル感のあるセルフレームのサングラスだといえます。
例えば上のような画像のキャンプファッションに、オールメタルフレームのサングラスをかけるとミスマッチなのがお分かりいただけるはずです。
自然の美しさを感じられるレンズ選び
セルフレームのサングラスとひと口に言っても、使われているレンズには色々なものがあります。
例えばカラーレンズでも色の濃さはそれぞれ違うでしょうし、レンズの種類だけでも一般的なカラーレンズから偏光レンズ、調光レンズなどもあります。
キャンプ時にかけるサングラスのレンズはどのようなものが良いのでしょうか。
キャンプの時にサングラスをかけるには、それなりの理由があるはずです。
ファッションとしてサングラスを考えていたり、単純にまぶしいからサングラスをかけたいと考えている場合もあるでしょう。
キャンプ時にサングラスをかける目的がこれだけなら、どんなレンズを使ったサングラスでも気にならないかもしれません。
しかしキャンプなどのアウトドアは、自然を楽しむものです。
せっかく美しい自然を目の前にして、その風景を楽しめないサングラスはもったいないと思われませんか。
自然の美しさを堪能できるサングラスレンズとは
太陽の光が眩しいからといって、カラーレンズの色が濃いものを使ったサングラスをかけてしまうと、風景そのものが暗くみえてしまいます。
上の右側画像は左側と同じ場所で、グレーの比較的濃い色のレンズを使ったサングラスをかけた場合の見え方をイメージできるよう、画像加工したものです。
太陽がまぶしいからといって色の濃いサングラスをかけてしまうと、せっかくの美しい木々の緑や水の色もどんよりとして、まるで曇った日の風景のように見えるのがお分かりいただけるはずです。
ではどのような種類のサングラスレンズがキャンプに向いているのでしょうか。
理想としては、ある程度太陽のまぶしさを抑えながらも、木々や緑の美しさ、水辺の美しさが太陽光で反射せず、くっきりとみることができるレンズでしょう。
それには偏光レンズしかありません。
偏光レンズの色が比較的薄いものであれば、上の画像のように風景が暗くならず、太陽光が水面や緑で反射した反射光と呼ばれるまぶしい光を防いでくれるため、素晴らしい自然の風景をはっきりと目にすることができます。
もちろんレンズ色が薄いと、太陽光に多少のまぶしさは感じるかもしれませんが、裸眼でみるよりもはるかにまぶしさは軽減されるはずです。
偏光レンズの仕組みとは
太陽の光は強烈であり、何かモノに当たると反射して目に飛び込んできます。
これが反射光と呼ばれる光であり、風景が見づらくなってしまう原因になっています。
反射光は、キャンプ場の環境であれば、水面や木の葉、草などで起こります。
水面は白く光ってしまい、水中がみえなくなるばかりか、周囲もまぶしくなってしまいます。
木の葉や草、芝生などでは、本当なら緑にみえるはずなのに白っぽく見えてしまいます。
偏光レンズはいわばブラインドのようなもので、太陽光とは違う角度で目に飛び込んでくる反射光だけをブロックしてくれます。
そのためキャンプ場で偏光サングラスをかければ、自然のそのままの姿を目にすることができるのです。
キャンプに適した可視光線透過率
偏光レンズが反射光を効果的にカットしてくれるとしても、レンズそのものの色が濃すぎると、視界は暗くなってしまいます。
レンズカラーの濃さは可視光線透過率で表されますが、これは「目にみえる光をどれだけ通すのか」ということを%(パーセント)で表示しており、この数値が低いほど風景は暗くみえ、数値が高いほど風景は明るくみえます。
キャンプ場などの自然を、まるで曇りの日のようにどんよりとみせず、ある程度のまぶしさを防ぐためには、可視光線透過率が20%から30%程度の比較的色が薄めの偏光レンズを採用したサングラスが効果的でしょう。
キャンプなどにおススメの偏光サングラス
キャンプなどの時のファッションにマッチし、しかも自然がより感じられるおススメの偏光サングラスをご紹介しましょう。
スワンズ DF-pathway PW-0051
日本のスポーツサングラスメーカーとして有名な山本光学のスワンズブランドの偏光サングラスです。
フレームはオーソドックスな形状ですが、横から光が入ってこないよう強めのカーブのレンズが採用されています。
またこのレンズは割れにくいポリカーボネイト製で、フレームも軽量のため、総重量はわずか20gしかありません。
キャンプファッションに合うデザインと性能を兼ね備えた偏光サングラスといえるでしょう。
- モデルコード:PW-0051 BK DF-pathway
- フレーム寸法:141mm(横幅)×45mm(縦幅)
- ブリッジ間隔:調整可能
- 紫外線透過率:0.1%以下
- 偏光度 :97%以上
- 可視光線透過率:27%
アウトランド COLCA OL-205
上と同じ日本のスポーツサングラスメーカー山本光学のアウトドア用に特化したサングラスブランド「OUTLAND(アウトランド)」の偏光サングラスです。
目を引くのがグリーンデミと名付けられたフレームカラーで、アウトドアの雰囲気にマッチする絶妙な色使いとなっています。
またレンズも自然の雰囲気を壊すことのないグリーンカラーが採用されています。
このモデルは横からの光や風、砂埃などから目を守るための着脱可能なサイドフード、首からぶら下げることができるストラップも付属しているなど、まさにキャンプにうってつけのモデルです。
フレームサイズなどは公表されていませんが、日本人向けに生産されているモデルで、やや小ぶりのサイズですから、女性にピッタリフィットするはずです。
- モデルコード:COLCA OL-205 DMG
- 紫外線透過率:0.1%以下
- 偏光度 :90%以上
- 可視光線透過率:26%
スミス ACTION POLAR Caper
スキーやスノーボード、自転車、フィッシング等で使われるスポーツ用品のメーカーとして高い評価を受け続けている、スミスのアウトドア用偏光サングラスです。
オーソドックスでありながらも、ストリートファッションにもマッチしそうな洗練されたデザインと「SMITH」のロゴがオシャレ感を高めてくれています。
また日本人向けにデザインされているため、フィット性も備わっています。
フィッシング用としても使える高性能モデルで、レンズも偏光レンズにシルバーミラー加工が施されているため、キャンプ時のまぶしさ対策としても有効なモデルです。
- モデルコード:ACTION POLAR Caper X-Gray 27 Silver
- 紫外線透過率:0.1%以下
- 偏光度 :99%以上
- 可視光線透過率:27%
ポリス ORIGINS SPLC63J
芸能人に愛用者の多いポリスの偏光サングラスです。
このブランドは比較的クールなイメージのサングラスが多く、レンズの色も濃いものがほとんどなのですが、このモデルはカジュアル感があり、可視光線透過率もキャンプシーンにマッチする仕様となっています。
フレームカラーはシャイニーハバナと呼ばれる模様のあるタイプで、テンプルにもポリスのウイングマークが入るなど、非常にオシャレなモデルです。
やや大人っぽいキャンプファッションにピッタリのデザインといえるでしょう。
- モデルコード:ORIGINS SPLC63J 722p
- レンズ最大幅:54mm(横幅)×42mm(縦幅)
- ブリッジ間隔:17mm
- フレーム寸法:140mm(横幅)
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:20%
バニーウォーク BW-0222F
釣り好きな女性に人気のあるサングラスメーカー「BUNNY WALK」の偏光サングラスです。
このモデルのフロントフレームはブラウンデミカラーのプラスチック製ですが、テンプルには黒く塗装されたステンレス素材が使用されています。
またボストン型フレームとも相まって、キャンプファッションにマッチするカジュアル感が演出されています。
ユニセックスモデルではありますが、レンズサイズがそれほど大きくないので、女性がかけても大きすぎるなどの違和感はないでしょう。
- モデルコード:BW-0222F
- 紫外線透過率:0.1%以下
- 偏光度 :99%
- 可視光線透過率:21%
まとめ
キャンプシーンにマッチするサングラスの条件や、おススメの偏光サングラスについてご説明しました。
キャンプは自然の素晴らしさや美しさを存分に堪能できるのが醍醐味です。
まぶしいからといって、薄暗くみえてしまう色の濃いサングラスをかけてしまうと、その醍醐味は半減してしまいます。
自然の美しさを堪能でき、キャンプファッションをよりオシャレできるサングラスを選んでみませんか。