サングラスには色々な形のものがありますが、レンズの色にも様々なものがあります。
グレー系のものやグリーン系のもの、茶系のものなど多くのものがあることはご存じでしょう。
しかしレンズの色によって見え方が変わったり、シーンや服装に合う・合わないがあること、周囲に与える印象までもが違ってくることはあまり知られていません。
そこで、レンズの色が変わるとどのように見え方が変わるのか、周囲からはどう見られるのかなどについてご説明しましょう。
サングラス選びの参考になるはずです。
サングラスのレンズカラーと見え方や印象
サングラスレンズの色にはどのようなものがあり、それぞれの見え方やマッチする服装、周囲の印象などを説明するとともに、そのレンズカラーを採用したサングラスの例も紹介しましょう。
ただしレンズカラーの濃淡によっては、見え方や印象などは変わってくることがあります。
たとえ同じ系統の色であっても、あまり濃い色や薄い色では見え方や印象が違うということです。
紹介するのは、あくまでも画像に準じた一般論であることをご理解ください。
グリーン系レンズ
グリーン系レンズで有名なのは、レイバンで昔から採用されているG15というレンズでしょう。
グリーンは自然本来の色であり、落ち着く色であるともいわれています。
そのため、このレンズカラーを採用したサングラスをかけると、視界全体が落ち着いたものに感じることができるはずです。
また眩しさを適度に抑えることができるので、サングラスには最適なカラーといえるでしょう。
オーソドックスな色合いのため、どんなジャンルの服装にもマッチするはずです。
また周囲に与える印象も、かけている本人と大きく異なることがないため、構えることなく自然体でいられるレンズカラーともいえます。
グリーン系レンズを採用したサングラス例
レイバン Erika 偏光レンズモデル
フレームはセルフレームですが、テンプルにはメタルを採用しており、そのマッチングが特別感を感じさせてくれるモデルです。
フレームはやや大きめのラウンドシェイプなので、優しさを感じさせてくれます。
フレームとレンズカラーがあいまって、服装のジャンルを問わず、気軽にかけられるモデルといえるでしょう。
- モデルコード: RB4171F 601/2P 54-18
- レンズ最大径:54mm
- ブリッジ間隔:18㎜
- フレーム寸法:141mm(横幅)×49mm(縦幅)
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:12%
ブラウン系レンズ
グリーン系のレンズに次いでサングラスに多いのが、ブラウン系のレンズでしょう。
ブラウン系のレンズには、陽射しの当たらないところも明るく見える効果があり、さらにブルー系統の色を抑えるため、モノのコントラストが強調されやすい効果もあります。
ブラウンは人間の肌の色と同系色ということもあり、落ち着いた雰囲気を演出することができるカラーといえます。
落ち着いた、優しい印象のフレームとの相性がよく、周囲に穏やかなイメージを感じさせてくれるはずです。
ブラウン系レンズを採用したサングラス例
レイバン BEAT ブラウンレンズモデル
ラウンド型と、ゴールドの細いメタルフレームがあいまって、洗練さと優しさを感じさせてくれるため、デイリーユースしても違和感のないモデルです。
オシャレ感度の高い人に好評で、ファッションをより洗練されたものに演出してくれる効果もあるでしょう。
- モデルコード: RB3594 901373 53-20
- レンズ最大径:53mm
- ブリッジ間隔:20㎜
- フレーム寸法:137mm(横幅)×46mm(縦幅)
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:13.5%
グレー系レンズ
グリーン系やブラウン系と違い、クールな印象を与える代表格がグレー系のレンズでしょう。
グレー系の濃い色のレンズの場合は黒に近く見えることからも、クールな印象はより強くなるでしょう。
グレー系レンズの特徴は、眩しさを効果的に抑えながらも、視界の色調が変化せず、自然な状態に見えることです。
クールな印象を与えるフレームとの相性が抜群のレンズといえます。
グレー系レンズを採用したサングラス例
プラダ PR08OS 1AB0A7
イタリアの人気ブランドであるPRADAのスクエア型サングラスに、グレーのグラデーションレンズを合わせたモデルです。
大きめサイズのスクエア型サングラスにはもともと女性らしい雰囲気が感じられますが、その雰囲気によりクールなゴージャスさと上品さを加味させているのは、グレーのグラデーションレンズのおかげでしょう。
もし単色カラーのレンズが合わせられていたら、ここまでの雰囲気は出せなかったはずです。
- モデルコード:PR08OS 1AB0A7
- レンズ最大径:57mm(横幅)×45mm(高さ)
- ブリッジ間隔:17㎜
- フレーム寸法:126mm
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:25.3%
ブルー系レンズ
他のレンズカラーと比較して、最も夏っぽさを感じさせるのがブルー系のレンズカラーです。
夏っぽく感じる理由は、クールさを演出できること、涼しげにみえるという点からきているのですが、実際に眩しさを効果的に抑えることができるのもブルー系レンズの特徴です。
イエローやオレンジの光は特に眩しく感じる色味ですが、ブルー系レンズはこれらの光を効果的にカットしてくれるため、眩しさを抑えやすくなります。
クールな印象のあるフレームと良くマッチし、ファッションもクールさを感じさせるものにすれば完璧でしょう。
ブルー系レンズを採用したサングラス例
レイバン JUSTIN POLARIZED ダークブルーレンズモデル
レイバンの伝統的モデルWayfarerに影響を受け、太めで大き目のフレームを採用しています。
しかしクールなイメージはWayfarer以上で、大胆なデザインとクールさが同居した個性的なモデルになっています。
さらにブルーのレンズがクールさをより印象深いものにしています。
カジュアルでありながらも大人っぽさを感じさせるファッションに合わせると、このモデルの良さが生きるでしょう。
- モデルコード:RB4165F 622/2V 55-17
- レンズ最大径:50mm
- ブリッジ間隔:17㎜
- フレーム寸法:140mm(横幅)×55mm(縦幅)
- 紫外線透過率:1%以下
- 可視光線透過率:16%
まとめ
サングラスレンズの色によってみている風景が変わるだけでなく、周囲からの印象も変化することについてご説明しました。
サングラスをかけることで、どんなイメージに見られたいのかを考え、かけるサングラスを選ぶことがいかに大事かがご理解いただけたでしょうか。
サングラス選びの参考になさってください。